フォニックスって何?巷の噂は本当?
こんにちは☀
スマイルイングリッシュのMarikoです。
毎日暑いですね。。
最近、教室でもクーラーをつけ始めました💡
英語ではクーラーはACといいます。
(Air conditioner (エアコン)の略)
※英語に読み仮名を振るのは好きではないですが、アルファベット読みでエイスィーと読みます。この記事では、特別に、便宜的にカタカナで表します。
今日の話題は、そんなACとも少し関わりのある、フォニックスです。
みなさんは、フォニックスとは何かご存知ですか?
⚪️子ども英語に関して調べていたら出てきた謎の単語
⚪️発音がよくなる
⚪️小さいうちにやるのが正解
⚪️英語がぺらぺら話せるようになる
⚪️英語が読めるようになる
⚪️ABCDをアブクドゥと読む
⚪️なんとなく専門的で知ってたからかっこいい
⚪️不死鳥っぽい(不死鳥はフェニックスね)
これらは、すべて私が社会人1年目の頃に思っていたことです。
そして、2019年ごろまで、フォニックスが大切であることは理解できていても、「フォニックスとは何なのか」の正解がよくわかりませんでした。英語教室に勤めていた経験があったのに!です。
なぜなら!!
どこを探しても曖昧でわかりにくい説明ばかりで、しかも人(文献/会社)によって言っていることも違かったからです😥
しかし、自分で英語教室を開くにあたり、これではいけない!!と思い、もはや都市伝説なんじゃないか?というくらい謎のフォニックスについて、改めて勉強してみることに決めました。
そして最近、ようやく私の中で120%納得するフォニックスの教授法に出会いました。
先に
『フォニックスとは何か?』
答えを言います💡
フォニックスとは、”話し言葉である英語を文字につなげる読み書き指導”です。
出典元:Rhymoe Phonics(rhymoephonics.com)
まず、日本人の赤ちゃんを思い浮かべてみてください👶
発話や読み書きの前に、たくさんの音を聞いています👂そしてある時、意味のある言葉を話すようになります🗣️
その後ようやく読み書きを習得しますね✏️
1.自分の母親ことを『まま』と呼ぶ。
2.ママにお手紙を書きたいけど、『まま』ってどうやって書くのかな?
3.『ま』の書き方を学ぶ。
こんな具合に、4歳、5歳ごろに字に興味を持って、自分で書き出す子も多いかと思います✏️
日本語は、シンプルにこれで良いのです。
なぜなら、ひとつの平仮名に対して、ひとつの読み方しかないからです。”あ”は、”あ”としか読みませんよね。
しかし、英語の場合はそうも行きません。
冒頭のエアコンの英語、AC。
アルファベット読みだと、(便宜的に書くと)エイ、スィーです。
ここで注目すべきは、AもCも、読み方が他にもあるということです。
単語にした時、apple のaをエイとは読みませんし、cakeのcをスィーとは読みませんよね💡
★このように、英語には、文字と音、綴りと読みが一致しない単語も多いので、話し言葉を文字にするための方法を学ぶ必要があります。その指導こそがフォニックスなのです。
ところが!
巷では誤った情報が錯綜しています😱
1.フォニックスをやると発音が良くなるんでしょ?
答え:分解した音(音素)を学ぶので、結果的に発音が良くなるという側面もあります。しかしそれありきではありません。あくまでも発音の向上は副産物です。
2.フォニックスって早くやるほうがいいでしょ?赤ちゃんでも。。。
答え:いいえ。英語の子守唄を聞いたりして、英語の語感や響き、リズムとしての”音に親しむこと”と、英語の単語を作る”音の成分(音素)を認識すること”は別です。フォニックスに必要な後者は、3歳ごろまではできません。
そもそもフォニックスは読み書き指導です。鉛筆を持って線が書け、英語の音の認識ができる(日本語で言うしりとりができる)5歳ごろが学習を始める適齢期です。
⚪️英語はできるだけ幼少期の耳がいいうちにやったほうがいい!
⚪️そのほうが発音も良くなる!
⚪️話せるのも早くなる!
⚪️読み書きだって、早くやった方が、勉強の面でも有利に働くに決まってる!!
このような考えが、フォニックスも早くやらないと!という誤った情報につながっているようです💦
そして何より、英語業界においても、そのような間違った情報を信じている指導者や会社が存在します😔
また、かつての私のように、よくわかっていない人たちもたくさんいます。
それから、間違っていることをわかっていても、早期教育ブームに漬け込んでいるタチの悪い人たちもいるかもしれません😤
騙されないでーーー!
更に、フォニックス指導における講師の質もさまざまです。これについては私自身も襟を正さねばいけません。
このように、残念ながら、歪みのあるフォニックス界隈。。教材もさまざまです。
教材は、大きく分けて2種類。
1.海外の子供たち用に開発されたもの
日本人に馴染みのない単語が出てきたり、日本語の干渉に触れていないので、なんとなく不親切でかゆいところに手が届かない場合がある🙁
2.日本語の教材
音源に日本語の干渉があったり、日本人に寄り添うがあまり(親しみやすいが)、英語独特のリズムが損なわれている場合がある🙁
…微、、微妙。。
実は、なかなか自信を持っておすすめできるフォニックス教材/指導法がなかったんですよねー😓
もちろん、使おうと思えば使えるし、良いところもあるんですけど、なーーーんか、モヤっとするというか。。何かが足りないというか、、。
先ほども書きましたが、
『フォニックスとは、”話し言葉である英語を文字につなげる読み書き指導”です。』
出典元:Rhymoe Phonics(rhymoephonics.com)
ここまでお読みいただき、フォニックスについて理解していただけたのではないかと思います。
ただですね、、
フォニックス学習以前の問題があるんです…😱
そもそも、日本語で暮らしている日本人生徒には、『話し言葉である英語』のインプットが著しく不足しています💦
加えて、仮にフォニックスのルールを覚えたとしても、ただ覚えただけでは、自然な会話でリズムよく生き生きと英語を使えるようにはなりません💦
まるで、ルールをプログラミングされたAIが、ロボットだと丸わかりな、不自然な発話をするようなものです🤖
つまり、フォニックスの前段階で必要となるのが
1.話し言葉としての英語のインプット
と
2.英語のリズムの土台
です。
リズム。
どの言語にも、その言語特有のリズムがあります。これこそが、英語習得の肝です✨(今回の記事でも、実はリズムという言葉が何度も出てきています。お気づきになりましたか?😎)
実はリズムとフォニックス、非常に密接な関係があります💡
そこに注目したフォニックス指導法こそが、私が自分の教室でぜひ!!!生徒のみなさんに伝えたいメソッドです💪☀️
私もこのメソッドで英語を学びたかったなぁ、、。(ぽつり。)
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